『ブランケット・キャット』&『ぬっぺっぽうは話』&サロン・ド・B・ネオ のご感想はこちらにお願い申し上げます!

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コメント: 13
  • #1

    T・K (木曜日, 20 9月 2018 20:18)

    お名前: T.K.
    >
    > メッセージ: 16日の夜話とサロンに参加させて頂きました。
    > 夢と現実の交錯する不思議なお話「ブランケット・キャット」。
    > 暗い店内に花田さんのいい声と下梶谷さんの素敵なギターの音色でうっすら眠くなりながら聴いていたので、
    > 夢と現実の境が曖昧になる感覚がリアルでした(笑)。
    > たえ子の今までの人生や、何故そんな事を犯したのか。徐々に分かって行き、切ない気持ちになりました。
    > 「ぬっぺっぽうな話」、夢や不思議な体験、人生の大きなポイントでのエピソードなど、
    > 強烈に残っているものは何かしらの繋がりがあるものなのだろうな…と感じました。
    > 花田さんの歌も、今までと違う新しい試みがあり、とっても新鮮でした!!
    > 終演後に聴かせて頂いた下梶谷さんのギターソロ、とってもとっても素敵でした。
    > 動きがあるのに瞑想しているような、とても不思議な気持ちになる曲でした。
    > サロンでは飛び込みでエピソードをお話させて頂いたのですが、お聞き苦しく申し訳ありませんでした。
    > 亡くなった当日の朝からあの場でお話する時まで、この件で泣いた事は一度もなかったのですが…
    > 優しい言葉をかけてくださった皆様、この場を借りてお礼申し上げます。
    > 「鳩」のお話、不思議なのにものすごく笑えました。
    > ユミー先生、ファンです!!マミーのエピソード、めちゃくちゃ面白かったです!!
    > AS様、ふんわりした優しい口調で語られる不思議な体験をお聞きし、こういう領域の事って本当に身近にあるのだなと思いました。
    > 二階の窓から…の話も「何か言った?!」のお話もぞわぞわきました。
    > 日常で不意に遭遇する「非日常」をリアルに耳にし、肌で感じたような気持になり、とても新鮮でした。
    > またの機会を心待ちにしています。
    >
    >

  • #2

    明日香 (金曜日, 21 9月 2018 11:40)

    2日間にわたり、サロンのほうに参加しました。

    今回は、正夢の話ということで、とある同級生のことを読ませていただきました。予定が重なり多忙で、実際に声にして読んだのは初日が初めて、というぶっつけ本番のような感じで緊張もあり、初日は聞き苦しいところがあったと思います。

    ほたるさんのバイオリンのお話
    実際にバイオリンを買いに行ったとの事で何かの機会に楽しみにしております。いつもふわっとした語り口の中に芯がブレていないのを感じて、とても引き込まれます。

    ぼりちゃん先生のお話
    バスタ新宿の印象的なお話から1年ほど、転職をなさったとうかがい驚きました。競馬場であった男性のキャラがとても濃くて、いまでも思わずクスクス笑ってしまいます。競馬実況のところがリアルでその光景が浮かんできました。

    ミカエルさん
    とても愛されているお母様なのだなと
    お話を聞いて感じました。
    いつもたのしく話される姿が
    印象的でファンです!!

    鳩のお話
    その光景が目の前に浮かぶほど引き込まれました。不思議な感じですが、とても笑えました。いまでも思い出し笑いしてしまいます

    天国からのささやき、お葬式に呼び寄せてしまうお話、2回から見えた影、「なんかいった?」という娘さんのお話、パスワードがわかってしまう娘さんのお話など、たくさんの不思議なお話ありがとうございます。

    また、わたしも機会があれば書いて
    お話出来る機会があればと思います。

    そしていつも読んでいるところで
    素敵なギターを奏でて下さっている
    下梶谷さんにもこの場を借りて
    お礼をさせてください。

    サロン2日目の即興は
    うっとりと聴き入っていました。

  • #3

    N.A.ロマ (土曜日, 22 9月 2018 20:26)

    16日の夜話に参加させて頂きました。

    ~ブランケット・キャット~
    レンタルできる猫のお話から始まり猫好きの私は最初はそんなサービスあったら楽しそうと思ってました。でもお話はだんだん不思議な世界になり、たえ子の過去やしてしまった事を知っての切なさや、夢と現実、またはその境のちょっと不気味なシーンも出てきたりしてドキドキしながら聞いておりました。このような作品、個人的にとても好きです。実家にいる愛猫も黒猫な事もあってますます興味深い作品だなと思いました。うちの子も化け猫になっても良いので長生きして欲しいです…←
    ~ぬっぺっぽうな話~
    最初の耳ピロピロはすみません笑いました(笑)
    こちらもとても不思議なお話でしたね。でもそのような体験は簡単に誰でもできるものではないと思うので、きっと何かしら今の自分、これからの自分に繋がるものだったりするのかもしれないですね。物でも記憶でも。そうゆうものだからそこ考えさせられるものがあります。自分もわりと不思議体験をした事がある方だと思いますので、他の方のこのようなお話を聞くのも良き体験になりました。
    今回が初参加でしたが、本当に楽しい時間を過ごせました。お店の雰囲気も良かったですし、花田さんのお声は耳に心地好く最高でした!
    また機会がありましたらよろしくお願い致します。
    ありがとうございました!

  • #4

    Nina (月曜日, 24 9月 2018)

    一年ぶりですが、相変わらず、聞いて心地よい朗読会です。重松清先生の親しみやすい文章と花田さんの朗読と下梶谷さんのメロディーは素晴らしいコラボレーションです。
    「ブランケット・キャッツ」はファンタージですが、不思議に内容が現実と近く思いつつ、花田さんの声のトーンの変化で非現実な世界を感じさせていただきました。
    また、今回オリジナルの作品を聞けて嬉しかったです。新たな花田さんと下梶谷さんの表現はユーモアのところもありますが、暖かく賑やかな内容でした。
    毎回とてもインスピレーションを受けています。ありがとうございます。
    次回楽しみにしております。

  • #5

    パン翁の娘 (木曜日, 27 9月 2018 17:36)

    9月15日の朗読とサロンにおじゃましました。
    YouTubeの画像も拝見しました。

    『助手席に座るブランケットキャット』

    花田さんの演じる女性が好きです。
    今まで何回か生朗読と、朗読アプリ⦅オーディブル⦆で浅田次郎作『降霊会の夜』も拝聴して、花田さんの女性のせりふには艶があり、品があり、いいなぁと思っていました。
    若い女性も、年配のマダムも素敵です。
    それが今回は女性が主役という『助手席に座るブランケットキャット』
    やった!

    後半、ギターと花田さんが揉みくちゃになったような盛り上がり。
    とても映像的で、カットが素早く切り替わり続けるクライマックス、まるで映画を見ているようでした。


    『ぬっぺっぽうな話』

    いつも花田さんの創作の根底には、花田さんの心の奥にある、決して成仏しない、させない『念』を感じます。どちらかというと「負」の感情ですが、それが花田さんにとっては大切な創造の源なのだろうと思っていました。

    何回か創作をお聞きしましたが、頭で聴くと、濃すぎて疲労困憊。
    ですが不思議と、体、、、というか、皮膚で聴くと、パワーが注入されるような気がしていました。

    今回さらに、ギターとの軽妙なセッションによる、花田ラップ? (なにわ節?)
    のおかげで、重めの内容もポップに入ってきました。

    言葉が韻を踏んで2、3回繰り返されると、頭の中の映像が一緒にポン!ポン!とズームしたり、カットバックしたり。
    ギターと花田さんに私の脳内ムービーが踊らされているー!
    ヒャー!!! こんなの初めてぇ!
    面白い。。

    「カットアウト!!!」

    最後に、花田さんの掛け声で、脳内の映像も強制終了。
    そして、そこに残ったのは、なんとびっくり、意外にも、
    愛でした。

    負の感情が花田さんの創作の源と思っていましたが、そんな単純じゃなかった。
    怨念となるほどの傷を負っているからこそ、
    それに負けないくらい強く、優しくしてくれた人を抱きしめて生きている。

    お義父様の時計、、、胸が苦しくなりました。


    「ああ、ようやく僕は僕を開放した。これは奇跡だ。」
    花田さんはホームページに書いていらっしゃいます。
    花田さんは自分で開放したつもりでも、じつはその扉の鍵を開けておいたのは
    ギターの下梶谷さんだったりして。
    少なくとも、下梶谷さんなしでは、この奇跡は起こらなかったでしょう。
    そういう関係っていいなぁ。

    二人の息の合った音楽も、内容も、それを生で体感できたことも、まさに奇跡でした!

    お疲れ様でした。  ありがとうございました!


    サロンでお話された皆様、それぞれの味があって、どのお話も沁みました。
    笑ったり、泣いたり、キュンときたり、
    蝋燭の光の中で、色々な感情を味わいました。
    焼きそばも、やみつきのお味!
    贅沢な時間をありがとうございました。

  • #6

    みすてぃ (金曜日, 28 9月 2018 19:21)

    15日の夜話に参加しました。

    照明が落とされて蝋燭の火が揺れた店内が、ぐっと物語へ引き込まれていくようでした。

    花田さんの低く響く言葉の音が心地良くて。
    物語の終わりが近づく中で切なさが込み上げてきました。
    もしも自分の死を近くに感じた時に、私は受け入れられるだろうか。
    たえ子のように誰かを巻き込んでしまうのだろうか。
    その時がもしも来たらきっとこの物語を思い出すと思います。

    ぬっぺっぽうな話は、花田さんの内側が覗くことができて
    どこか心臓をきゅっと締め付けられるようでした。
    自分自身の抱えた見えない部分を語ることは、気力がいると思うのですが…。
    また知らない花田さんを知ってしまったと
    また惹かれてしまうのだと
    そう感じた時間でした。

    そうそう、置物の猫さんの左耳も気になりました。


    また次回も参加したいと思います。
    ありがとうございました。

  • #7

    蛙三匹 (日曜日, 30 9月 2018 16:18)

    「ブランケット・キャッツ」
    プロローグ、最初20秒ギター。そのあと語りの最初の5秒で心をつかまれました。言葉のリズムがゆらゆらとゆらめいて!ギターはギターで刻むリズムがあって、どちらも譲らず、どちらも強く、ギターと語りが1:1。
    どちらも協調していながら、どちらも独立していて、そして、融合している…という感じがして、パッと&ハッと引き込まれました。
    そして歌!心ののった歌!「そうよそうよ 恋なんて 回る回る 回転木馬~」と、そのあと2~3日、私もずっと口ずさんでいました。
    Youtubeで聞く越美晴さんご本人の歌もかわいらしいのですが、花田先生の歌には何か(人生経験の味?心の憂さ?暗さのような感情?ドラマ?)が入っていて、そこも引き込まれました。
    作品が始まってからは、もう、心臓がどきどき。朗読ってこんなにすごいものだったの?!とびっくりしました。
    今までと伝わってくるものが全然違う気がしました。これは語り手の花田先生の変化によるものなのか、受け取る側の私の変化なのか?両方なのか?
    朗読って、「心で見るドラマ」「心で見る芝居」なんですね!
    花田先生のフィルターを通した、物語、登場人物、そしてご自身の様々な思いが、緊張感や悲しさや迫力となって、心になだれ込んできました。
    「読み手」ではなく、「語り手」でもなく、「演じ手」なんですね。朗読するということは。作品の世界に引き込まれる、、、のはもちろんですが、演じ手である花田先生の醸し出す「花田ワールド」へ招待されて、ひと時そこで遊ぶ。そこが魅力となるものなのだ…ということが今回初めてわかりました。
    あのあと1週間して「助手席に座るブランケット・キャット」を文庫本で読んでみました。そしたら、文字だけ読むと受ける印象が違う…。
    私が自分のペースで読み、私のフィルターで描く、文章から受け取った物語の世界は、花田先生が演じたものとは全く違うものでした。
    演じ手の、その人そのものの持っているもの、人間が出るんですね、朗読って。
    花田先生独特の、芸術家肌のねじれた感性・感覚のようなもの、そんなものが朗読に醸し出されていたんだ!とその時改めて思いました。

    前回までと違い、シモーヌのギターが、花田先生に寄り添う、引き立てる、のではなく、ギターはギターで堂々と地に根を張り、すくっと自信をもって存在していた感じがしました。それがとてもよかったです。
    お二人の信頼関係がさらに深まっていたのが、作品に反映されていたように思いました。

    「ぬっぺぼうな話」
    以前聞いたお話しの文章が、一流作家の作品ように練りあげられていて、その文章力の素晴らしさにリズムと、リフレインなども加わり、心を揺らされて、とても音楽的で、以前とは別次元になっているように思いました。
    花田先生はアーティスト、芸術家なのだなとあらためて思いました。

    そして、終演後に特別に披露していただいた、シモーヌのギター・ソロ!!
    もう、素晴らしい~~~!!!の一言でした!!感動しました!
    素晴らしい音の世界をありがとうございました!

    「サロン・ド・ビリケン・ネオ」
    みなさまの不思議なお話、聞き入りました。
    鳩のカップルに感情移入するお話し、その視点がおかしくて笑いました。
    ご自分をネタにするセンス、それこそがまさに、天性のセンス!ですね。
    ぜひ、お似合いの恋人を得ていただきたい、応援したいです!

    私の物語もお聞きいただきまして、ありがとうございました。感謝しております。皆様と間近な距離で、お顔を拝見しつつ語らせていただける機会をいただけて、本当にうれしいです!
    私の話すマミーの物語にうなずいてくださったり、合いの手を入れてくださったり、共感してくださったり、そういうやり取りをしながらの場が、とても好きだし、楽しな!!と改めてこの場を与えてくださった花田先生に感謝するとともに、自分の幸せをかみしめました。楽しい時間を過ごさせていただきまして、どうもありがとうございました。

  • #8

    イニシャルM (火曜日, 02 10月 2018 21:47)

    9月16日に参加させていただいた
    鳴かぬなら鳴くまで待っちゃう
    イニシャルMです。

    ブランケット・キャッツ

    冒頭の始まりは僕もとても気に入ってます。

    主人公とは合ってない歌のアンバランスさがとても印象に残ってます。

    投げやりになっていたたえ子さんが、
    一方的にクロちゃんに問い詰めて行く。

    ここの臨場感もしぇんしぇいとカジさんとの息が合っていて印象的ですね。

    最後は心のモヤが全部とは言い切れないですけど、晴れたのかな?って思いました。

    でも
    しぇんしぇいのセリフを思い返すと

    「また行こうね。クロちゃん」

    は「覚悟」って気がします。

    ちょっと切なさが胸に残った話でした。

    もしもですけど
    職場にたえ子さんみたいな方がいたら
    ほぼ毎日会っているんであれば
    「今日のたえ子さん様子が変だな?」
    って思った段階で
    僕だったら話かけますね。

    何にも役にも立たないと思いますが。。



    ぬっぺぼうな話

    冒頭の救急車で運ばれる所の

    「チッ」はやっぱり何度聞いても笑って
    しまいますね。

    今回の夢の話ですが、

    夢って僕の中では

    違った決断をした僕のビジョンが寝た時にリンクして幸せな夢、不幸な夢をみるものだと思ってました。

    なにせ、正夢やデジャブな夢を経験した事がないので。すいません。

    ただ、しぇんしぇいの正夢を聞いていて

    夢ではなく言葉でゆうなら

    もう決められてるかのごとくの運命って

    気がしました。

    ここを必ず通らなければならないと。

    最後の「カットアウト」は

    「もういいよ!」っと決意が強く伝わってきて
    ハッキリっと言い放ったと思いました。


    サロンの話

    お父様、お母様、友人の話、娘さんの話

    「言わなくても分かってるよ。」

    と伝わってくるような温かい話を聞けて

    ありがとうございます。

    僕はこの「言わなくたって、分かるよ」

    って事が人情なんじゃないかなーっと

    改めて強く思います!

    精神年齢の低いガキナマ言ってすいません。笑

    以上っ!!

    素敵な1日を

    しぇんしぇい、かじさん

    そしてサロンの皆様に感謝っ!!












    頭の中で情景が出てきてしまうので。
    大笑












  • #9

    八紘一宇 (木曜日, 11 10月 2018 23:44)

    花田さんの歌が始まったときの、独特な、妄想の世界にいざなわれて、花田さんの声に歌に安心して脳裏の海に飛び込んでいけるあの瞬間が好きです。

    猫、飼いたくなりました。なんでも分かっているような、分かっていないような、鏡のような猫。

    いつも、花田さんの話が終わったあと世田谷線で帰る間は、余韻を楽しんでいます。

  • #10

    ほたる (金曜日, 12 10月 2018)

    土曜日に参加しました。

    今回の朗読会は、私はぼーっとしていて、当日雨が降っていたこともあり、霧のなか話を聞いているような、そんな感覚でした。
    今日に至るまで、ほーっと気が抜けており、書き込もうと思いつつ、遅くなりまして、申し訳ないです。

    私は、花田先生の朗読は、聴かせようとしてこないところが素敵だと思います。
    こう聴かせようと語ってくるのでなく、伝えたいイメージ…というより、イメージ化される前のもので満ちているため、言葉にしている、そんな感じがよいです。
    こちらの意識を集中させようとせずに落ち着いて聞けるから、疲れたりしません。とても真似できる芸当ではありません。

    空気の間に、漂っているなにか。
    目を凝らしてみても、当然見えないんですが。
    なにか、カフェの空気にいるような、あるような、視線が漂っているような気がしました。

    ブランケットキャッツを聞けて、とても良かったです。
    私が聞いたなかで、もっとも好きな作品だと思います。
    旅館、湯屋、湖の女の子、ラストシーンの海…
    この空気が、カフェの中に立ち込め、肌に伝わってきました。
    全体的に、湿った所を移動している作品だと後で気付きました。
    盗んだお金も、私のなかのイメージでは、すごくしけってふにゃふにゃのお札に感じました。

    思考の間と、現実とブランケットキャッツの見せてくれた幻想の間のさ迷い方からが絶妙でした。
    パトカーの赤サイレンで、ジ・エンドという…逃亡者ならではのコントラストの強い終幕。

    重松さんの作品は、色と、湿度、音などの使い方が上手ですね。
    本当にそこにいるかのように書いている。

    昨年でしたか、商店街の話で、赤の花輪から黒の花輪へ…という表現に鳥肌がたったことを思い出しました。
    色のコントラストや、グラデーションが上手です。

    ずっと主人公が夢心地だったのが、海に入ったときに感覚の取り戻してゆく、その具合や、
    現実のパトカーの音がじわじわと介入してくる…
    このラストシーンのバランス加減が素晴らしく、ぼーっとしてしまいました。

    あと、今回の演出で、
    歌の前の、ラップ?て言うんですかね…あれがすごくよかったです。
    作品世界に似たきっかけの音楽から朗読に導入するのではなく、
    こういう遊び心を弾ませて、朗読に入ってゆくのは素晴らしいと思いました。

    花田先生と、下梶屋さんのクリエイティブさには脱帽です。
    うわー、、と思いました。

    あと、朗読の前の歌が、毎回楽しみです。
    朗読の前に歌うというものを今まで見たことがなかったのですが、非常にマッチしているなぁと思います。
    お二人で舞台をやられてるとは思えないほど、豊富なエンターテイメントです。

    ぬっぺぽうな耳の話は、自分に起こった出来事の集大成なんだなと感じました。
    作品上で、かなり削ぎ落とした部分があったのではないかなと思いました。
    うまく言えないんですが、、削ぎ落としたのは、説明しすぎたりするところで……
    説明により伝えたいことをちゃんと相手も理解できる。そこをあえて省く。

    おそらく、十分理解できるくらいの説明とは 、重要な点を押さえておいた上で削いだ方が、かっこ良い作品になるのだと知りました。
    アンバランスな切れ味が、全体に安定している作品だと思います。
    自衛隊駐屯地、行きたいです。銃が打てる女医さんが素敵すぎて、目眩しました。
    今回、どちらも素晴らしかったと思います。

    サロンも参加し、私も作品を読ませていただく機会をありがとうございました。
    私の書くものはまだまだ成長途中で、自分でも何を書いているのかさっぱりわからずお聞き苦しいとは思いますが、ぼーっと書き続けていきたいと思っています。

    翌日仕事が入っていたりで、早めに毎回帰らせて頂いていましたが、いつもより残ることが出来て、
    あすかさんのお話や、下梶谷さんとお話できる機会があり、色々と考えさせられました。
    あすかさんに関しては、人の霊が肉眼で見える、とのことで、特にこわいものを見ない、実体の綺麗な姿の人を、生きる人かの如く見ていると聞きました。
    こちらから触ろうとしたこともないと。
    それが興味深く、犬は見えますか?と聞いたら、犬は見えない(実物と同じだからか)、とのことで。それもなぜか深く納得しました。
    もしかしたら、自然にいろんなものが紛れているのかもしれませんね。

    そして、空を飛ぶ自動車のお話、もう東京都で2020年代に現実構想として計画しているみたいですね。
    意外と、正夢だったりして?と思ったり。

    あと、ぼりちゃん先生と、同窓会のような感じになり、とても癒されました。
    ぼりちゃん先生の作品を、授業で聴くのが楽しかったので、新作のお馬さんの話はすごく大爆笑でした。笑
    「にごり目」という表現がツボに入って苦しかったです。
    現実で当たり前に起こるようなものを、ユニークな部分を綺麗に、かつ、写実的に、誇張せず真面目に切り取るバランス感覚がいいです。


    様々な人の話、面白く聞かせて頂きました。
    皆さんの個性があふれていて、とても癒されました。
    ここでは書ききれないくらいですが、お話をされた方のお顔は覚えているので、もし次回行くなら、もっと深く聞いてみたいと思います。

    ぼーっとしてたのですが、やっと感想が書けました。。
    長く要点を得なくてすみません。汗

    お疲れ様でした。

  • #11

    M.M. (日曜日, 14 10月 2018 07:49)

    16日の回に、サロンまで通しでお邪魔しました。(サロンでは特に何のお話もせず申し訳ありませんでした…。)
    「助手席のブランケット・キャット」は猫と暮らしている身として、「ぬっぺっぽうな話」は夢というものを或る程度重視している身として、それぞれ面白く聴かせていただきました。
    猫の力にせよ夢にせよ、そして霊的な経験にせよ、その解釈を他人に求めることなく自身の中に見出していくこと、そしてそれだけの余裕を持つことは、容易なことではないのかもしれません。
    しかし、「自分を救えるのは自分だけ」、つまり花田さんが仰ることは、奇しくも私が最近ずっと考えていることでもあります。自分の内的な思考・解釈について他人が外からジャッジを加えることの無意味さ、それ故に生じる自身の立ち位置の曖昧さに耐えることは、何故か誰も積極的に教えてはくれませんが、それが叶うだけの精神の「余裕」が即ち精神の「柔軟性」でもあり、「強さ」でもあるのだろう、と今は思っています。
    その「余裕」をどのように獲得するか、過去や経験をどのように自分の中で昇華するか。それらが結局のところ人それぞれであることや、果たして自分がその正誤の無い曖昧さに耐え、自分の精神を常に救える人間でいられるかということを思わずにはいられない2篇&サロンでした。

    全く個人的な感想になるのですが、これまでお聴きした中で最も印象深い公演となりました。と言いますのも、私のまだ決して長くはない人生の中で出会ってきたキーワード、それも大して一般的ではないであろうそれが少なからず散見されるものだったからです。
    猫、自衛隊(病院)、叙勲、マグリットの絵……すぐに出てくるものだけでこれだけありました。猫とマグリットは私が愛してやまないものの中の二つです。他二つにも多少の接点があります。
    些細な部分ではありますが、このようなところで何かしらの「縁」を感じずにはいられない、そんな回でした。
    しかし、その「縁」について何らかの意味付けを与えるとすれば、前述のように、それが出来るのはこれもまた自分自身だけなのだろうと思います。

    花田さんがナレーションをメインにされている方だからでしょうか(勿論元々持っているものも大きいでしょうが)、花田さんの朗読は確かに作中のキャラクターを演じてはいるのですが、押しが強くなく、聴いていてこちらも色々と考える余地が大きいように思います。
    上手く纏まらず、長々と書き連ねてしまいましたが、つまるところ、自身を省みる一つのきっかけとして聴きたい気持ちもあってこちらの朗読に繰り返し足を運んでいるのかもしれないと思うような公演でした。

  • #12

    わかぽん (月曜日, 19 11月 2018 22:19)

    公演2ヶ月経ってのコメントご容赦。

    私が初めて花田君の声を聞いた時、その深みある響きに、声を生業とする同業者として思わず嫉妬の気持ちが湧き上がったのを覚えている。
    それから少ししてスタートしたビリケン朗読会、夜話。ほとんどの公演を観させてもらってるけど、正直最初は自分の声の持ち味に頼った語りだったように思います。しかし回を重ね、重松清を読み込み、ギターの下梶谷君と出会ってからの語りは、持ち味だけでなく芸として磨かれてきたのは誰もが納得するところ。
    特に今回の「ブランケットキャット」とビリケン夜話は、語りの枠に収まらないパフォーマンスとして一つの山の頂上に立ったのではあるまいか?

    ただ本人は、例の自虐的な物言いで「今回で最後かも」などとぬかしておりますが、冗談じゃない❗まだまだ。私が嫉妬に狂って丑の刻参りをかますまで、語りを極めて欲しいのでございます�

  • #13

    シモーヌ (木曜日, 03 1月 2019 20:18)

    あけましておめでとうございます。

    今更な書き込みになりすいませんが、昨年の夜話は皆様お越しくださりありがとうございました。
    コメント・感想を読ませていただき演奏できたこと、聴いていただけたこと、感じていただけたこと、改めてとても感謝しております。

    せっかくなので、演奏面での話に重きを置いて書いてみたいと思います。
    今回の夜話、重松清氏の作品も花田光氏の作品も今まで参加してきた作品にはなかった沢山の挑戦がありました。それは技術的な部分に留まらず、精神的な部分や時間的な部分でもでした。

    「ブランケット・キャット」は今まで花田さんとやらせて頂いた重松清作品の中でも、作品自体がある意味特殊な作品だなぁと最初読んだ時に思いました。
    どこか時間軸までも曖昧で、登場人物だけではなく文章や空間も猫のようにスルリと移動して尻尾を掴むことすらできないような。(猫と暮らしたことないのであくまで印象ですが)
    おもしろいと思う反面、どう自分は調理すべきか?迷いました。
    花田さんの中にあったイメージを頼りにやっていたんですが、本番になって、やりながら「あ、こういうことだったか」と"掴めないイメージ"を掴めた気がしました。掴めないのに掴めたというのは変な感じですが、そんなモヤっとしたイメージが合う作品でした。
    伝わる人には伝わっていた裏テーマも秀逸な選曲で、新しいアプローチを花田さんに開拓していただけた気がします。

    「ぬっぺっぽうな話」も新しい試みの多い作品でした。
    お互いが出そうとしていたものが絶妙に、しかし完璧にズレていて(これは単純な部分で、だからこそ重要な音楽的な齟齬でした)、稽古中はなぜ出来ないのかお互いわからず四苦八苦、それに気付けたのが本番前日という、、、ギリギリまで僕を信じて挑み続けてくれた花田さんに本当に感謝です。
    どちらの作品もですが特に花田さんの作品は僕にとって、固くなってしまった自分の殻との闘いのようで、今までと違った部分で挑戦していたように思います。花田さんもまた新しい境地を目指していて、2人とも挑んでいた姿勢が新しい表現になったのではと思いました。

    2つとも演奏面での回想が中心になりましたが、ストーリーとしてもいろいろと印象に残る作品達でした。
    毎回、やり始めるときは「どうしたらいいんだろう。。。」と悩むんですが、今回も花田さんの斬新なアイディアや稽古中に話し合った中での気付きを頼りに作品を仕上げることができました。
    毎度のことながら花田さんの芸術性、探求心にはいつもとても刺激を受けています。僕ももっともっと究めていかなければなりません。
    また次回の新たな試み、演じる側もドキドキしつつ楽しみにしてます。

    「サロン・ド・ビリケン・ネオ」にご参加頂いた皆様も共演させていただきありがとうございました。
    今回もとても刺激的なお話の数々、その場限りの共演になりますが僕も楽しくやらせていただきました。
    事前に練って音を出すこととはまた違う、フレッシュな何かが聴いて頂いた方、共演していただいた方に少しでも物語と共に届いていたらとても嬉しいです。
    特に一期一会感の強いサロンでの演奏も、自分にとってまたとない貴重な機会だと感じています。また次回のサロンはどんな話が飛び出すのか、、、楽しみにしております!

    というわけで、皆様のコメントの熱量に煽られたはいいものの、上手くまとめる力はないのでついつい長くなってしまいました、ご容赦ください。。。

    また今年も皆様にお会いできますように!